私は今までに書いてきたこととほぼ同じことを書くが、ただより明確に書こうと思う。 吃音にはさまざまな見方があるが、それらは互いにかみ合うことなく併存している。緊張すると吃るという人が多いが、むしろ親しい人とリラックスして話している時に吃りやすいという人もいる。後者は構えることなく心のままに話している時に吃りやすい。上記のことと似ているが、話す運動を意識するから吃るという人がいて、だから意識せずに話すべきだという。ここには一面の真理があると思う。が、私自身はなめらかに話す運動イメージを明確にすることで吃音を改善してきたと思っており、それは意識的なあり方である。このふたつの意見は一見対立しているよう…