『増補改訂 近代仏教スタディーズ 仏教からみたもう一つの近代』 大谷栄一・吉永進一・近藤俊太郎編 法藏館 増補改訂 近代仏教スタディーズ 仏教からみたもうひとつの近代 法蔵館 Amazon 昨年末に増補改訂版として出たこの本、めちゃくちゃ面白かった。 いろんな方が各章を書かれているのだけど、自分が今まで読んできた仏教書の「宗教の中」ではなくて外でもなくて「宗教の目撃者」的な感じで熱く語られているのである。 しかも一つ一つの章がテーマがはっきりしていて、目的に対して読むのでとても面白く感じる。中身ははっきり言ってマニアックだと思う。仏教に興味ない人には???なテーマかも知れないが、読んでみるとそ…
『図書』3月号(岩波書店)に、鼎談「現代に生きる仏教と仏教学ー『岩波 仏教辞典 第三版』二十一年ぶりの改訂」掲載。出席者は、大谷栄一・菊地大樹・末木文美士各先生である。一部を引用すると、 末木 グローバル化していく近代仏教について、お話しいただけますか。 大谷 (略)なかでも世界的に注目されているのが、近代仏教のグローバル化に貢献した「神智学」の役割です。(略)近代日本の仏教雑誌などを見ていると、「神智学」ということばがしばしば出てくるのにほとんどの研究者が注意を向けてこなかったのですが、二〇二二年に亡くなった吉永進一先生がその役割を明らかにされました。(略) 吉永さんの研究により神智学関係の…
「#2023年おすすめ仏教書3冊」とハッシュタグを付けてツイートして、2023年に読んだおすすめ仏教書3冊を紹介し合うという企画をおこないました。 皆様ご投稿ありがとうございました。 企画の詳細は以下のブログ記事をご覧ください。 akatsuki-blog.hatenadiary.jp 本記事は皆様のご投稿の中から ・2023年に出版された本 ・2022年以前に出版され、複数投票された本 以上2点のいずれかに該当する本をまとめたものです。 順位を付けるという趣旨ではなく、あくまでもおすすめの仏教書を共有しようという企画です。 それでは、さっそく投稿結果を発表いたします。 2023年に出版された…
東京近辺で2024年2月に開かれる講演・講座をメモします。開催日順。詳細は各主催者または会場にお尋ねください。(2/2更新) 東京大学仏教青年会講座 日時:2/3 15:00〜17:00 会場:東京大学仏教青年会会館ホール(およびZoomオンライン) 講師:河野訓 演題:仏教と神道 ?伊勢神宮と伊勢における神仏分離? 主催:東京大学仏教青年会(詳細)(※要申込み) 三康文化研究所第3回公開講座 日時:2/5 16:00 会場:三康図書館閲覧室・Zoom 講師:林田康順「弘法大師御誕生1250年記念ー法然上人の弘法大師への思いー 」 宇高良哲「徳川家康と増上寺」 主催:三康文化研究所(詳細)(※…
池田氏は各国の文化的指導者らと対話して平和主義を唱えるなど、宗教家として独自の方向性を打ち出した。大谷栄一・佛教大教授(宗教社会学)は75年に海外で活動する「創価学会インタナショナル(SGI)」を作ったことを挙げ、「日本宗教のグローバル化を進めた」と話す。 池田大作氏死去、三色旗前にすすり泣く男性も…信濃町近くの住民「幻の人」「学会の今後は?」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
◎本日の活動 ・お参り・勤務・読書・楽器練習 勤務先で新しい機材を購入したのですが、最新版はやはりすごいですね。 機材やガジェットだけではなく常識や価値観なども含め、気づかないうちにアップデートされているものってたくさんあるのでしょうね。 ◎本日の仏教 おすすめ仏教書『近代仏教スタディーズ(増補改訂)』 youtu.be 仏教書のレビューを月1でやっております。 『増補改訂 近代仏教スタディーズ 仏教からみたもうひとつの近代』大谷 栄一 編 |吉永 進一 編 |近藤 俊太郎 編法藏館(2023) 増補改訂 近代仏教スタディーズ 仏教からみたもうひとつの近代 法蔵館 Amazon 9月にアップす…
twitcasting.tv 島田雅彦・白井聡による新番組『Air Revolution』(エアレボ) 。番組コンセプトはこちら・・・1. 直訳「革命放送」!2. 理想の社会を実現するための手段を語る「空想革命」!3. 作家・アーティストも呼び「空想革命」を想像できる右脳を鍛える刺激的な放送!●月額770円・月3回配信 チャンネル入会はこちらテロル―Terror (シリーズ紙礫)皓星社Amazon テロル―Terror (シリーズ紙礫) 皓星社 Amazon ニトラム/NITRAM(字幕版) ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ Amazon 自民党の統一教会汚染 追跡3000日 作者:鈴木エイト…
宮沢賢治の妹トシは、大正11(1922)年11月27日、24歳で亡くなりました。葬儀は宮沢家の菩提寺であった浄土真宗大谷派の安浄寺で行われましたが、国柱会に入信していた賢治は参列せず、同会の定める方式によって一人で追善したとのことです。翌年1月、賢治はトシの遺骨を分骨し、当時静岡県三保にあった国柱会の合同墓「妙宗大霊廟」に納骨する手続きをしています。 妙宗大霊廟は昭和3年に東京都江戸川区一之江に移転しています。先日トシの霊にお参りするために、一之江に行った際に撮影したのが次の写真です。 堀尾青史の『年譜宮沢賢治伝』によると、トシの遺骨は大正12年の春、「父と妹シゲが三保に納める」とあります。何…