もうすぐ節分。今年は2月3日。 季節の行事は楽しい。 毎年、母が炒る香ばしい大豆の香りが家中に漂っていた。 歳の数だけ食べる。(我が家は年齢プラス1 )炒った豆は、「福豆」と言う。福豆を食べて、邪気を払い、無病息災を願う。 でもなぜか我が家は、年齢の数だけ神棚に供えていた。 理由は分からない。子供のころは、それが当たり前の事と思っていたので理由を聞いたことはない。 たぶん今、両親に聞いても明確な答えはないと思う。笑 願いのかけ方は色々あると言うことだろう。笑 ある年、母が大豆を炒っていた。 美味しそうな香りが台所に広がっていた。 匂いに誘われるように母のそばへ寄って行くと、フライパンから飛び出…