一条真也です。『怪異と遊ぶ』怪異怪談研究会[監修]一柳廣孝/大道晴香[編著](青弓社)を読みました。ブログ『怪異を歩く』、ブログ『怪異を魅せる』、ブログ『怪異とは誰か』で紹介した「時空の怪異」全3巻の続編的内容です。一見サブカルチャーの本を思わせる装丁ですが、じつはアカデミックな論文集となっています。 本書のカバー前そでには、「怪異は、恐怖の対象として忌避されると同時に、好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。怪談師、心霊術、分身、透明人間、『トワイライトシンドローム』、「意味が分かると怖い話」――怪異が娯楽を趣味としても受容されてきたことを、多角的な視点から照らし出す」と書かれています。 …