1954年浜松市生まれ。映画評論家。 明治大学文学部仏文学科卒業後、執筆活動に入る。キネマ旬報『大高宏雄のファイト・シネクラブ』、毎日新聞『チャートの裏側』等を連載中。 毎年一回、日本映画のイベント『日本映画プロフェッショナル大賞』(略称「日プロ大賞」)を主宰。 また、キネマ旬報に95年から99年まで連載した「映画戦線異状なし」で、98年「キネマ旬報読者賞」を受賞。
幾時代かがありまして 茶色い戦争ありました…と昔の詩(中原中也「サーカス」)に描かれているようにさまざまな時代があったわけだが、歳をとると過去といまとの落差に驚くことがある。もちろん戦中戦後などに比べればさしたる変化でもないけれども1990年代も20年前、すっかり遠くなってしまった。
映画芸術 冬 486号 (発売日2024年1月30日) 2023年 日本映画ベスト&ワースト 相田冬二 石飛徳樹 井上淳一 上野昻志 宇田川幸洋 浦崎浩實 大高宏雄 岡田秀則 緒方伶香 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 小野 寛 春日信一 上條葉月 川口敦子 木全純治 北村匡平 小嶋千佳 志村秀人 新宿かぼす会 菅原和博 田辺隆史 千浦 僚 寺脇 研 中村賢作 林 久登 桧山許治 ファビアン・カルパントラ 藤原奈緒 細谷隆広 前田耕作 山下絵里 吉田伊知郎 渡辺武信 渡辺葉子 映画芸術 編集部 1月30日発売「映画芸術」486号毎年恒例、2023年「日本映画ベスト&ワースト」作品を発…
少し前にたまたまテレビを見ていた時の事だ。 近年、日本ではアメリカ映画の興行収入が低下しているという。 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は全米公開週1位だが日本では3位のスタート。 確か当時は「SLAMDUNK」公開中。 『トップガン・マーベリック』は久しぶりの洋画(米)ヒットだったそうです。 私は3作品映画館で見ました。 若者が内向きになっている・スター不在等の原因を番組では議論されていました。 大高先生はアメリカ映画の興行収入が見込みより低かったのは1997年「もののけ姫」の異例の大ヒット。その裏からの推移を見ているそうです。 やはりトム・クルーズやブラッド・ピット、かつてのレオナル…