フォースターの小説『天使も踏むも恐れるところ(Where angels fear to tread)』を原案とする映画。チャールズ・スターリッジ(Charles Sturridge)監督作。他のフォースターの小説同様、異なる人間が互いを理解する可能性と困難とを描いているが、本作にみられる人間の罪深さの描写は比肩に絶する。 プロットはこう。straight-lacedな英国upper-middle家庭の娘が、旅行先のイタリアで恋に落ちた貧しい村人と結婚をし、子供を死産する。残された家族が、(それが最良のことと身勝手に考え)子供の親権を奪いにイタリアに赴くが...。 華燭の典(かしょくのてん) 結…