以前、本ブログの「日光浴と空気浴」という記事で、日光の偉大な力についてお伝えしましたが、大正時代に、この太陽光線の効能を再現する装置を開発し、がんをはじめとする様々な病気を治療していた人がいたのでご紹介しましょう。 『霊妙なる太陽の力』(澤田暁夢:著、太陽光線学会:1926年刊)という本によると、著者の澤田暁夢氏は、太陽光線を研究する過程で、太陽光に含まれる眼に見えない光線が、様々な病気を全治させることを発見し、この効能を再現する光線治療器を開発したのだそうです。 この本には、この光線治療器について、「殊に古來不治の難症とせられてゐる、癌の如きは最も短時日の間に之を快癒せしむる力を有して居る。…