七つの短編集です。 最初の「虫が好かない」は、こんなに気持ち悪い話は初めて読んだかもってくらい気持ち悪くなる話でした。こういう時ばかり無駄に想像力が発揮されて、本から咀嚼音が聞こえてきそうな感じ。終始気持ち悪いと思いながら読みました。 あまりの気持ち悪さに最後読んで「ん?」ってなっちゃいました。題名見直してそういうことかと。題名意識して読むと先が読めちゃうので忘れてて正解でした。それとも忘れさせるためここまでグロいのかな。とにかく今思い出しても気持ち悪い話でした。 乾さんの本は、世にも奇妙な物語っぽい感じがあってそれが好きで読んでます。ちょっとホラーっぽいのとか、ダークな話や、ほっこり優しい話…