お名前は見かけていましたが、その名前故に避けていたところがあります。だって、なんというか狙っている風のネーミングというのでしょうか、ちょっとふざけている?感を勝手に感じていたのです(作者名も作品名も)。読む前から「キャッチーな外面で内面をごまかしてはいないか?」という疑念がありました。 でも、やっぱり名前が、そしてタイトルが、気になるのです。そして、いくつかの機会をやり過ごしたのち、この度とうとう購入に至りました。 結論としては、自分の思い込みは大いに翻りました。 クセがつよいけど、惹きつけられる な、なんなの、この作風は? 感想をぎゅっと絞ると、これです。 主人公は米国で救急外科医として勤務…