人が死ねば哀しみ、生まれれば喜ぶ。しかし、赤子は泣きながらこの世に産み落とされ、あの世へいく死に顔は優しく微笑んでいるものです。 死に対する意識は、国や時代を超えて普遍的なものだけど、その受け止め方には様々な変化がある。かの大陸では命が有限で、死んでしまえばすべて終わりだから、現世に執着しすぎたり、不老不死という考えにも至るけど。この列島では、死は来世への一時的な旅であり、おわりのはじまりとして再び生まれ変わると信じてきた。西洋ではバラが好まれ、日本ではサクラを好み、散り際が儚くも美しいと感じるのもそうしたところから来ていると思われます。 【願成寺の中将姫誓願桜】 pic.twitter.co…