★★☆☆☆ あらすじ 出所後、赤線地帯に戻ってきた男は、一人の女の元に通うようになる。 感想 赤線地帯における人間模様。様々な過去を持った女たちが集まり、そこに様々な思いを背負った男たちが群がる。低予算感はあるが、赤線地帯の猥雑な雰囲気はよく出ている。それと同時に、カメラ目線で話しかけたり、時代設定の違うアンパンが描かれた服を着ていたりと、ワイルドで自由奔放に撮っている様子も感じ取れる。 主役として一応は中村獅童が据えられているが、物語は様々な人物たちを描いた群像劇となっている。登場人物たちの中では、娼館のオーナーを演じる荒川良々の怪優ぶりが際立っていた。おそらくアドリブで繰り広げられている会…