「北國新聞」HPより www.hokkoku.co.jp 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産である農耕儀礼「あえのこと」が9日、奥能登各地で営まれ、伝承する各家庭が田の神様を料理でもてなした後、雪に覆われた田んぼに送り出し、今年の豊作を祈願した。 輪島市白米(しろよね)町の民家では、紋付きはかまを着た主人の川口喜仙(よしのり)さん(57)が、昨年12月に自宅に招いた夫婦神に、輪島塗の膳に盛り付けたおはぎや煮物、尾頭付きのタイなどを振る舞った。 この後、川口さんは神様を自宅隣の棚田へと導き、「雪で真っ白になった田んぼにお送りするのは申し訳ありませんが、今年もよろしくお願いします」と語…