ドラマ脚本家デビューのきっかけを綴った話、妹と営んだ小料理屋「ままや」の開店模様、人形町からアフリカまで各地の旅の思い出、急逝により「週刊文春」連載最後の作品となった「クラシック」等、名エッセイの数々を収録。日々の暮しを愛し、好奇心旺盛に生きた著者の溢れるような思いが紡がれた作品集。解説・北川信 新装版 女の人差し指 (文春文庫) 作者:向田 邦子 文藝春秋 Amazon 向田邦子のエッセイ集。テレビドラマや食べもの、旅に関するエッセイなど。どれも心地良い筆致だけれど、食べものに関する作が特に筆がのっているような気がする。食べものについての話題は場所と時代が変わっても永久に語られるのではないだ…