蕎麦道楽人の古道・街道歩き旅の日記です。昔,多くの人々が何らかの目的・理由により歩いた道がいわゆる古道とか街道とか呼ばれて現代にも伝わっており,移動のための道としてはもはや主役ではないものの,その道を歩いてみると,当時の歩いた人々の思いが,時代背景と共に,滲み出す霧のように立ち上る気がします。その思いを感じつつ,旅の無事を祈った寺社を訪ね,歩き疲れた旅人の心を和ましたであろう美しい風景を愛で,昼なお薄暗い森の中の曲がりくねった道や美しい石畳がびっしりと敷かれた道,さらには道というべきなのか疑わしくなるほどの難所などを歩くのが好きです。 20年以上前の数年間,全国各地のウォーキングイベントに頻繁…