今回は、ヨハン・ホイジンガ著[ホモ・ルーデンス]をご紹介します。 「ホモ・ルーデンス/Homo ludens」は、ヨハン・ホイジンガが提唱した「遊ぶ人」という意味のラテン語で、「人間とは何か」という究極の謎解きから、人間の本質を明らかにようとした考え方のひとつです。 ”ひとつ” と言うからには、他にも3つあります。 Homo faber:ベルグソン /ホモ・ファーベル(作る人) Homo Symbolicus:カッシーラ/ホモ・シンボリックス(象徴を使う人) Homo Patiens:フランクル /ホモ・パティエンス(苦悩する人) 本書は、ホイジンガの研究分野でもある、歴史学・民俗学・言語学の…