冷やしレモン水を作ろうと考えた。 高2の夏だったと思う。 砂糖水に薄切りレモンを入れるだけの極簡単なもの。 そこで、丁度良い甘さにしてみようと思った。 容器に半分位の水を入れ、砂糖を小さじ1杯くらい(※計量用小さじではない)を溶かし、混ぜた菜箸を一舐め。 「変な甘味」 慣れない極薄の甘味は、不味く感じられた。 また砂糖を小さじ半分くらい入れ、溶かして箸を一舐め。 「まだまだ薄い」 これを繰り返す内、砂糖水がだんだんと甘味を増す。 10回程した頃、親しみと安定感のある甘味になった。 「あ、ジュースの甘さに似てるかも」 さらさらだった水は少しとろみがついたように思われた。 さらに 「砂糖水と言うよ…