「言ってはいけない残酷すぎる真実」橘玲を読んだ際に最も興味を引いたトピックが双生児を用いた遺伝に関する研究だったので、その引用元になっている安藤寿康さんの研究内容を知りたくて本書を読みました。 gorilyn.hatenablog.com 最も響いたのは「あらゆる文化は格差を広げる方向に働く」という章に記載されている次の文章です。 『教育が一部の人にしか与えられないときは、能力や知識の個人差は、その教育を受けたか受けなかったかという環境の差で説明される割合が大きいでしょう。しかし教育があまねく行き届いたとしたら、そのときに顕在化するのが遺伝的な差なのです。』 なるほど~!と感心しました。確かに…