在留外国人の増加、特に、中国人やクルド人の動向について、最近、メディアでとりあげられるのをみかけることが増えた。 気になっていたので、公的な統計である法務省出入国管理庁の「在留外国人統計」を調べてみた。毎年、6月と12月時点の統計が公表されている。 最近話題になっている難民申請中で仮放免となった状態で定着状態にあるクルド人などは、こうした統計では把握されず、残念ながら、その動向を把握することはできないようだ。 では、もう一つの話題、中国国籍の在留外国人の動向はどうだろうか? 下図は2000年12月以降、毎年12月の在留外国人総数の動向である(ただし2024年は6月の統計)。右肩上がりの増加基調…