プロジェクト教本の説明はキレイ過ぎると、そう感じたことはないだろうか。あるいは逆に、なぜ全員がPMBOKやスクラムを使わないのだろうか。 あなたは「現場はもっと複雑なんだよ…」と漏らすだろう。この記事では、あえてもう一歩深く潜ってみたい。なぜ、どのように「複雑」なのだろうか? ここまで問う人はあまり居ないかもしれない。複雑だから複雑なんだ、と。ただ、プロジェクトがどうすれば進むのかを問い続けるコパイロツトとしては、これを言語化しないわけにはいかないだろう。 実践理論の中で、比較的シンプルにこの「複雑さ」を説明してくれているのが文化・歴史的活動理論(Cultural and Historical…