原作はエクトール・アンリ・マロの児童文学「家なき子」 フランス、アントワーヌ・プロシエ監督 南フランスの貧しい農村、11歳の少年レミは優しい母親と暮らしていたが、出稼ぎに行っていた父親が帰ってくると、レミは自分が捨て子だったことを知る。 上等な産着と子守唄がレミの身元を思わせるものだった。 父親はレミを旅芸人の親方ヴィタリスに売り飛ばしてしまう。かつて有名なヴァイオリニストだったヴィタリスはレミの歌の才能に気づき、歌唱法を教え、文字を学ばせる。 二人は猿のジョリクールとイヌのカビを連れて村々を巡り、芸を見せ、様々な人々と出会う。村人たちが農作業の手をとめてレミの美しい歌声に聞きほれる。 レミは…