皆さんこんにちは。 第二次世界大戦後、家父長制を制度化したいわゆる「家制度」がなくなり、個人主義的な価値観が広まったこともあって、代々受け継がれてきた「家」を意識する機会は、よほどの旧家や老舗の一族でもない限り、一般的な日本人にはなくなってきていると思います。 日本人にとって「家」とは何でしょう。 儒教的な家父長制に基づく家族・一族で形成される集団をイメージされる方も多いかもしれません。 たしかに、中国や韓国など、儒教の影響が強い国でも、日本と同じく「家」という概念はあり、家長の男性である家父長が強力な権力を持つ点では、共通した特徴を持っています。 しかし、日本と中国・韓国の「家」は、文字で書…