私の家の外壁と屋根の塗装工事が始まったのは2025年6月初め頃。最終的に色を決めたのはその頃で、塗装屋さんの社長さんが家の外壁を指さしながら「この色でいいかい?」と聞いてきた。私は「この今のイメージでいいかな」と答えた。元々のクリーム色の外壁に違和感はなかったし、変える理由も特になかった。 正直に言えば、私は他にどんな色が選べたのか知らなかった。どんな色味があり、どういう見え方をするのか、具体的な情報は与えられていなかった。これはいわゆる「情報の非対称性」の一例で、業者側はたくさんの選択肢を持ち、私はその中の一つを示されて「これでいいか?」と問われる。だが私は、そのやりとりの中で不満はなかった…