田坂広志『すべては導かれている』(小学館、2017年)という本に接しました。田坂氏のお名前のみ存じ上げていましたが、どのような方なのかの詳細は知りませんでした。そして、多摩大学大学院でビジネスを教えている人という程度の情報しか持ち合わせていませんでした。 しかし、書籍を拝読してわかったことは、田坂氏が原子力工学という先端科学を研究していながら、多くの修羅場の経験を通して、現代科学では証明できないような、不思議な現象に遭遇し、偉大な何かを信じて受け入れるようになられたということです。 若い頃に大病をされて人生が終わったと思ったこともあったようですが、いろいろな思索を通じて、自分が大いなる何かに導…