名張と松阪を結ぶ(はずだった)名松線には物語がある。当初は奈良の桜井まで 繋ぐ桜松線となる予定がいやいやそれは無理〜ってことでなら名張まで繋げて 名松線で行こう。しかし建設中に現近鉄大阪線が開通し名松線の存在意義はなくなる かくして名松線はその名を残したまま伊勢奥津と言う山中でストップ どこにも接続しない路線は旅行者の移動手段にはならないが、鉄路がある村には なんとも言えないノスタルジーがあり町の村の誇りでもあった。 とはいえ1日の利用者が一人の駅もある名松線。「廃線」の二文字は常に襲いかかる そして悲劇が起きる。平成21年10月の台風被害で線路は寸断復旧にかかる費用は 17億円・・・1年、2…