家康の徳川幕府を盤石のものとするための大戦略 日光東照宮と言えば家康を祀った神社であるが、ここには家康の壮大な目論見が存在したという話。 東照宮と言えばこれですね // 天下を治めるためにあらゆる手を打つ 家康は少年時代は今川家に人質になるなど波瀾万丈の人生を送っている。天下を取ったのは59歳になってだが、家康は将軍の座をわずか2年で息子の秀忠に譲って、自身は駿府城に隠居してしまう。なぜ家康が将軍の座を譲ったかだが、ここには家康の深謀遠慮がある。この時はまだ豊臣家が健在であり、豊臣恩顧の大名などは家康の後は秀頼が将軍になるべきと考えていた。家康はそれを否定し、徳川家で将軍を世襲していくというこ…