彼岸の日なのに、東京は雪。昼のバラエティ番組では財務省の官僚がいかにエリートか、公文書改ざんの責任者だとされている佐川前理財局長のエリート街道まっしぐら人生をえんえんと伝えている。 1987年4月に名古屋国税局高山税務署長になったそうだ。バブルの真っ最中。佐川さんとほぼ同じ年次のある財務官僚は、税務署長になると各方面からご祝儀が提供され、500万円にもなった、とうそぶいていた。その話を聞いたのは1990年ごろで、自分の税金についての知識は乏しかった。今なら「(ご祝儀を頂いて)贈与税はお支払になりましたか?」と聞いていみたいところだ。 佐川さんがいかにエリートか、と嬉々として語るのは、東大法学部…