激辛なラーメンを真に美味しく食べられる時期はワタシ的にはもう残り少ない。外を吹く風が冷たく感じられる間だけ。真夏に半ばやけくそ的に食べるのも美味いけれどそれはそれで別の話。 というわけで、ばり馬の「濃辛」が無性に恋しくなるくらい寒かったこの週末。家から近距離にある行きつけのばり馬の西条寺家店で食べてきた。「辛口」と「大辛」の二種の辛さがある中、選んだのは「辛口」の方。辛さは度が過ぎてはいけない。 唐辛子が溶け込んで赤土色に染まったばり馬特有のとろみのあるスープが(特にこの時期には)至高に感じられる瞬間が食べている最中に訪れる。そんな時はラーメンを摘まむ箸を一旦置いて、レンゲでスープを掬って口に…