台風は、海面水温が 26.5~27.0℃ 以上の海域で発生しやすく、発達しやすい。テレビの台風関連のニュースでは、特に、27.0℃ 以上という説明を耳タコになるほど聞かされてきました。台風のエネルギー源は、水蒸気が凝結して雲を作るときに放出する熱で、水蒸気は海から受け取るに決まっていますから、その説明、間違いではないです。 でも、海面からエネルギーをもらったら、その分海面水温は下がるはず。それに、十数メートルの風が吹いていれば、海面だけではなくそこそこの深さまでかき回されて、下層の水と混じってしまいます。すると、表層の水温が下がって海面でも 27℃ を割り込む可能性が高い。つまり、台風の発生・…