以下に掲載するのは、2024年2月17日・18日両日にわたってイタリア・ミラノで開催された「国際主義者会議」の締めくくりに実行委員会が提起したアピール文である。 わが探究派もまたこれに賛同し、署名した。 文末にあるように、次回会合の開催は1年後に予定されている。(春木良) IMFの算出によれば、1998年時点における世界全体の生産量では、先進国が57%、新興国が43%を占めていた。だが2022年にはその比率が逆転し、新興国が58%、先進国が42%になったという。これほど重要で、かつこれほど短期間で経済大国が交代したのは、帝国主義の歴史上、類例がない。台頭している中国とインドがこの地殻変動の発生…