4250号 引き続き、歌舞伎座の初芝居三部。 例によってあらすじを書くのはやめよう。ご興味あれば、こちらを。(wiki) 通し狂言といっているが、初演時の脚本を原作とすると、そこそこカットされていてかなりお話が飛んでいる印象。 ただ、三幕五場、三時間弱で、飽きずに観られるのはこのくらいかもしれない。 お話が飛んでいるので、逆にそれがおもしろいことになっているかもしれない。恋愛から心中、その後の悪党化。 この芝居は戦後もなん度も上演されていると書いたが、その時、その時の二枚目の立役(男役)と、立女形(たておやま、女形のトップ)が演じるものとして定着しているとのこと。 例えば、一つ前が菊五郎と時蔵…