著:中島淳一 日本は地震が非常に多い国である。近年は都市部に近いところでの大噴火は無いが、富士山の大噴火もいつ発生してもおかしくない。一般になじみはそれほどないかもしれないが、最後は約7,000年前に発生しているカルデラ噴火が再び発生した場合は日本全体が壊滅的な打撃を受ける。 本書は、図解を多用しながら、日本周辺のプレートの構造や成り立ちを解説し、歴史上の地震や噴火のメカニズムを推測しながら、今後の可能性について説明している。以下の章立てとなっている。著者は東京工業大学の教授。 第1章 日本列島ができるまで第2章 日本列島下に沈み込むプレート第3章 地震のしくみ第4章 日本列島の過去の地震被害…