尊王攘夷運動

会食で料理とワインを合わせる際、「どの価格帯のワインを選ぶべきか」はワイン初心者にとってひとつの悩みどころです。たとえば、コース料理が５万円の場合、同じ価格帯のワインを選ぶことで料理とワインのバランスが取れ、互いを引き立てる関係性が築けます。 しかし、ときには料理の値段をはるかに凌駕するワイン、つまりコース料理に対して５倍、１０倍の価格帯のワインを選ぶこともあります。それは、特別な記念日や人生の節目を祝うような場面です。今夜は、１８６２年創業の企業に勤める友人が勤続４０年を迎えた記念の食事会。この特別な瞬間を祝うために選んだのが、同じく１８６２年に創設されたシャンパーニュ、ヴァンサン・テスラの…

ひさしぶりに榎本先生と動画を録りました。 今回のテーマは「江戸時代の三大改革」です。ところで学生時代、テストのために丸暗記させられた方も多いと思いますが、いま解けますか？ ちなみに正解は以下のとおりです。 享保の改革→徳川吉宗 寛政の改革→松平定信 天保の改革→水野忠邦 ただ歴史について勉強していると、新井白石や田沼意次がやったことは改革ではなかったのかが気になりました。 そもそもそれぞれの改革は、どういう経緯ではじまり（つまり改革が必要なほど政治経済が危機的状況だったということ？）、どんなことをやって、その結果はどうだったのかまでは覚えていないので、この機会に教えていただいたというわけです。…

こんにちは、『文人』です。私たちが暮らしている社会は、格差社会。階段を上るように、着実に幸せになっていく人もいれば、階段を転がり落ちるように、不幸になっていく人もいる。社会でうまくいく人と、そうでない人は、何が違うのか？人は社会でどのように振る舞うべきなのか？渋沢栄一の『論語と算盤』には、社会人としての処世のあり方が説かれています。経営者や会社員などのビジネスパーソンだけでなく、社会で活躍するさまざまな一流の人たちに愛読され、読み継がれてきた名著です。今回はそんな『論語と算盤』の中の名言をわかりやすく紹介していきます。最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 (function(b,c,f,g,…

※補足１：画像は正午阳光官方频道（正午陽光公式チャンネル）で公開されている中国大河ドラマ『清平乐 Serenade of Peaceful Joy（邦題：孤城閉 ～仁宗、その愛と大義）』より引用 ※補足２：各単語のカッコ内に発音のカタカナ表記を記載するが、カタカナでは正確な中国語の発音を再現できない為、あくまでイメージとしての記載に留まる。 ①沽名釣誉（グーミンディアオユー/gū míng diào yù） 前々回、前回に続く王拱辰（おうきょうしん/wáng gǒng chén）の騒動の顛末。滕宗諒（とうそうりょう/téng zōng liàng）の横領事件を発端とした権力闘争が、王拱辰（おう…

９月の定期考査ではＴＯＰ→ＰＡＳＳ生の中３が松江一の１,２,３位を独占！ ６年生の皆さんも是非ＴＯＰ→ＰＡＳＳで中学校生活を過ごしましょう！ 多くの高校受験生が最後まで苦しむのは理科社会。 知識不足で模試でもなかなか得点が上がらない･･･その知識不足は小学生時代の学習時間不足と、興味関心を育てることを疎かにしてしまったからです。理科社会とバカにせずに、様々な知識を小学生のうちに学んでおく価値は大いにあります。 社会は『ペリー来航～開国の影響』。​​日米修好通商条約、関税自主権、幕末の貿易、尊王攘夷運動など。​​ 暗記テスト→江戸の三大改革＆平安時代。前回の復習だけでなく以前の内容を何度もテスト…

その昔、頭の冴えた女性が社会に出てくると、攻撃的、闘争的というイメージが強かった。長らく続いた世界的な男尊女卑の反動から、こうした女性の男性化という戦略で、女性たちは男女同権を勝ち取ろうと努力をしてきた。個人的には1970年代「中ピ連」などウーマンリブ運動のイメージ、学生時代には女子にやられてしまう男子の悲哀を描いた太宰治の『男女同権』を読み、男女同権思想とは怖いものだな、と思ったりもした。 いまではこのような運動は進化してフェミニズムという言葉で表現されるようになってきたが、今回取り上げる山川菊栄（1890～1980年）は、日本のフェミニズム運動のさきがけとなる婦人問題評論家、作家、政治家で…

宗與寺（ヘボン施療所跡） 宣教医ヘボンゆかりの地をまわり、開港当時に思いを巡らせながら、神奈川宿から横浜道を通って関内、山手と歩いてきました。 ---*---*--- ジェームス・カーティス・ヘボン（James Curtis Hepburn） 米国長老派教会の医療伝道宣教師、医師（1815年3月13日 - 1911年9月21日） 安政六年（1859）、横浜開港と同時に来日したアメリカ人宣教医師J.C.ヘボンは、人々に医療を施し、“ヘボン式ローマ字”を考案、和英・英和辞書『和英語林集成』を編纂して、聖書の日本語訳を完成させました。また、明治学院のもとになる英学塾「ヘボン塾」を妻クララと共に開設し…

二度も総理大臣を務め、日本を強固な地位にした人物 Wikipediaより 皆さん、こんにちは！ 今回は山県有朋に関する雑学をご紹介します！ 山縣有朋（やまがたありとも）は、明治から大正時代にかけて日本の政治・軍事の中心人物として活躍した偉大な元老です。 軍人としては近代日本の軍事制度を築き、政治家としては地方自治や藩閥政治の確立に貢献しました。 しかし、彼の多才さはそれだけに留まりませんでした。 本記事では、山縣有朋の生涯、偉業、そして知られざるエピソードについて詳しく紐解いていきます。 山縣有朋の生涯 誕生から戊辰戦争での活躍まで 山縣有朋は、幕末から明治、大正にかけて活躍した日本の政治家で…

アーネスト・サトウ（Ernest Mason Satow, 1843年-1929年）は、幕末から明治期にかけての日本の外交史に大きな影響を与えたイギリス人外交官・東洋学者です。彼は日本との深い関わりを持ち、日本の歴史において西洋からの理解者であるだけでなく、政治変革の一部にも直接関与しました。以下、彼の生涯と功績を詳しく解説します。 1. 生涯と日本での活動1.1 若き日の来日（1862年）サトウは、1862年、19歳でイギリス公使館の通訳見習いとして横浜に着任しました。日本に来た背景には、アジアへの関心と外交官としてのキャリア志向がありました。日本滞在中、サトウは日本語と中国語の習得に励み、…

尊王攘夷思想・反幕府思想を貫いた教育者 Wikipediaより 皆さん、こんにちは！ 今回は吉田松陰に関する雑学をご紹介します！ 吉田松陰は、幕末期の日本において、思想家、教育者、尊王攘夷運動の先駆者として知られる人物です。 彼の短い生涯は激動の時代にあり、その影響は後の日本の明治維新に大きく貢献しました。 松陰は特に志士たちに多大な影響を与えたことで、今でも日本の歴史に名を残しています。 吉田松陰の生涯 幼少期と学問への熱意 松陰は文政13年（1830年）に長州藩（現在の山口県）で生まれました。 彼の本名は杉文之進で、後に「吉田松陰」と名乗るようになりました。 幼少期から非常に優れた頭脳を持…

日本を開国させた大名 Wikipediaより 皆さん、こんにちは！ 今回は井伊直弼に関する雑学をご紹介します！ 井伊直弼は、幕末期の大名で、江戸幕府の大老として知られています。 特に日米修好通商条約の締結や「安政の大獄」を主導したこと、また桜田門外の変で暗殺されたことで歴史に名を残しています。 彼の政治的手腕と、激動の幕末における強権的な政策は、多くの論争を呼びました。 ここでは、井伊直弼の生涯、偉業、そして彼にまつわる雑学について詳しく見ていきます。 井伊直弼の生涯 幼少期から井伊家の跡継ぎまで 井伊直弼は、文化12年（1815年）に彦根藩（現在の滋賀県）の第14代藩主・井伊直中の子として、…

南北朝時代を描いた古典に『太平記』があります。後醍醐天皇の南朝と足利尊氏が擁立した北朝との間で、約100年戦乱が続いたのが南北朝時代です。戦前は、『太平記』に登場する南朝の武将楠正成を英雄とする風潮があり、また、幕末明治維新も、南朝こそが正統であるとして尊王攘夷運動から倒幕へと時勢が大きく動きました。南朝の後醍醐天皇を助けて討ち死にした楠正成は、戦時中の皇国史観により美化された面があり、そして、『太平記』もまた南朝を礼賛した古典として江戸時代後期から戦時中まで受け入れられてきました。しかし、『太平記』は、南朝を礼賛したものではなく、後醍醐天皇の徳のなさを批判している面も見られます。