大げさに言えば縁起を担ぐということなのだろう。子供の頃から繰り返しやっていることがある。救急車の音が聞こえたら親指を隠すとか、靴は決めた側から履くとか、参道で右側を歩くとか。もっとくだらないことも沢山ある。色の付いたタイルを避けて歩いてみたり、左右に外れないようにまっすぐに歩く努力をしてみたり。要するに、日常に行う小さなゲームのような感じだ。 パトロールの範囲は広い。 縁起を担ぐというより、願掛けみたいなものか。これができれば志望校に受かる、というようなこともやっていたかも知れない。そんなことをやっている暇があれば漢字の一つでも覚えれば良いのに。 デジタル時計のストップウォッチ機能を使って、十…