某教員夫婦、曰く。 近頃の小中学生の顔がどうも変わってきている。たとえば、昭和の中ごろと終わりごろ、そして平成の最初と最後、学校で子供の顔を見ると、明らかに変化している。 一言で表すと、だんだんと希望のない顔になっている。暗い。幸せそうでない。不幸のどん底だ、とはいくらなんでも、言わないが、つまりは、どんよりした顔つきなのである。 さて。小学生を例にするなら、小学6年生の、11月または12月から、翌年3月の卒業までの時期は、小学校生活で一番よい時だ。卒業は近づく、次の中学生活が楽しみだ。教科全体の学習方法や、世事の事々の入り口が漸うわかってきた(ような気がする)頃である。学級のみんなと友達にな…