日本の物理学者の小林誠と益川敏英によって1973年に発表された素粒子物理学に関する理論の事。この論文の中で、もし、クォークが3世代(6種類)以上存在し、クォークの質量項として世代間の混合を許すもっとも一般的なものと仮定したとすれば、既にK中間子の崩壊の観測で確認されていたCP対称性の破れを理論的に説明できることを示した。2008年に「小林・益川理論」による物理学への貢献が認められ、小林と益川にノーベル物理学賞が授与された。