小海の続きです 一夜明け、しんしんと冷えた朝 朝ランしようかとも思ったが、路面が凍結しているようなのであっさりやめ、散歩することにした。 朝6時過ぎは、まだ暗い ホテルからスキー場に向かって坂道を上り 「べに花の小径」という遊歩道に入った べに花と言っても紅花油の紅花ではなく、ピンク色の野花。 六月にたくさん花をさかせるらしい。 でも、今は12月 周りは冬枯れた木と針葉樹ばかり 雪の上をザクザクと歩いていくと スキー場のゲレンデに出た 浅間山がオレンジ色に染まってた 冬枯れた木の枝が毛細血管のよう。 そがほそき こずえの痛さ だね ふと見ると、ゲレンデに一頭の鹿が立っていた しばらく、じっと佇…