標高525m 比髙130m 主な遺構:土塁・堀切・竪堀 アクセス 上下の中心街から庄原方面へ向け国道432号を北へ。甲奴分かれ交差点を過ぎると道の正面右手に見える山が有福城だ。城跡を真横に見る位置まで進むと小川に架かる橋がある。これを渡ったところに有福城の案内板があり、山麓の民家脇から山道が延びている。 有福城は南北朝初期の建武3年(1336)、備後国の南朝方であった竹内兼幸が挙兵したと伝える城だ。足利尊氏は竹内兼幸の追討を山内氏らに命じている(山内首藤家文書)。 この戦いののち城がどうなっていたか不明だが、戦国期には尾越氏が有福城に入る。この尾越氏は南天山城(三次市吉舎町)に本拠を置いた和智…