第113話 旅立ちの決意 昨日も しこたま酒を飲んで寝た僕は、 部屋に降り注ぐ、明るい日差しで目を覚ました。 部屋は明るく輝き、不思議な事に僕は、久し振りに全身に力が漲っていた。 奇妙なもので、ここ数日の鬱のようだった自分と、今の自分が、同一人物とは思えないくらいスッキリしていた。 一体なんだったのだろう?? 昨日までの あの無気力だった自分は。。 と 本当に不思議に感じる。 だが、とにかくここから脱出するチャンスである! 僕はとにかく、この部屋を出ることにし、ホテルのモーニングへと向かった。 そして、そのままチェックアウトの意思を、フロントに伝える事に決めていた。 今感じているこのエネルギー…