前回の記事を書いていて、たまたま触れた「仁義なき戦い」のことを思い出した。 自分の中で最近起きた、「山守親分」観の変化について書いてみたい。 小林秀雄が芥川龍之介「乃木将軍」について書いた文章で、「若い時は大変感銘を受けたのを覚えているが、歳がいってから読んでみると、どこが面白いのか、当時何が面白いと思ったのかすら思い出せなくなった」と書いていて、非常に面白かったことがある。 強いて言うなら、それに近い感覚だろうか?笑 「仁義なき戦い」シリーズは大好きで、学生時代から何度繰返し観たか分からないほどだ。 映画全体として無論好きなわけだが、菅原文太や松方弘樹、小林旭など往年の俳優がカッコよすぎて一…