異次元緩和の罪と罰山本謙三講談社現代新書2024年9月20日 第1刷発行 日経新聞、2024年10月26日の朝刊書評で紹介されていた本。図書館で予約していたのが、ようやく回ってきたので借りて読んでみた。 記事では、”元日銀理事が冷静な筆致で今春まで11年続いた「異次元緩和」の問題点や今後の金融政策の正常化の難しさを丁寧に説く。異次元緩和以前の日銀マンの思考体系がよくわかる一冊だ。”と紹介されていた。 私は、日銀の役割やその影響力については、いまだに良くわかっていない。幸運なことに、日銀の友人、財務省の友人の話を聞いたりする機会はあるのだけれど、やっぱり、まだまだ、よくわからない。なんなら、黒田…