研究室で同期のK平と話している。 K平「いい季節になったなぁ。俺んちの近くじゃそろそろ、カッコウが鳴きだすころだなぁ・・・」 私「ああ、あれはいいよなぁ。俺は大学生の頃にサークルの春合宿で信州に行ったときに、聞いたことがあるよ。山里の澄んだ空気とみどりいっぱいのなかであの声を聞くとなんともいえない雰囲気があるんだよなぁ」 K平「ところがさ、カッコウって『閑古鳥』って書くことがあるって知ってる?」」 私「え、あの『かんこどりが鳴く』っていうあの閑古鳥か?」 K平「そうだよ」 私「なんで?」 K平「説がふたつあってさ、カッコウの鳴き声って人里離れたところで聞くと、やたらと寂しいと昔のひとは感じたん…