カテゴリー:その他の環境問題、公園と緑地 はじめに 千葉市にある川戸の森は、長年地域住民や市民に親しまれてきた緑地であり、2016 年には市民緑地に指定されました。市民緑地とは、都市緑地法に基づき、市と土地所有者が契約締結し、300 平方メートル以上の土地に管理計画を作り、自然とのふれあいの場を市民に開放する制度です [1]。 ところが、昨年来、この緑地が大きな問題に発展しました。市民緑地の契約が突如解除され、地権者が不動産会社に変わり、土地開発を目的として森が伐採されてしまったからです。伐採跡では宅地工事が進められています(2024年3月現在)。 伐採計画が浮上した昨年の春、地域住民や市民有…