概要 ある赤字の飲食チェーン店とのプロジェクトにおいて、CMの客数増加に対する効果を、差分の差分析(DID)と統計的検定を用いて明らかにした。 背景 ある大手飲食チェーンとの話。 当社は日本全国にあるレストランチェーンを経営しているが、コロナ禍で客先が激減し大幅赤字に陥っていた。とはいえ昨今、ワクチンの普及や感染者数の減少により、外出制限が緩和され、少しずつではあるが客先が戻ってきた。しかし、長いコロナでの自粛生活が人々の生活スタイルを一変させ、その影響は外食産業にも及んでいた。というのも、人々は自宅で料理をする、もしくはUber等の宅配サービスを利用することに慣れたために、コロナ前ほど外食を…