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常陽

(一般)
じょうよう

常陽は、茨城県東茨城郡大洗町にあり、日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターが管理している高速実験炉。
1977年4月24日、初臨界を達成。
2007年、運転終了。
原子炉出力は、最大時で14万kW。

概要

日本の自主技術で建設されたもので、主な役割は、

  1. 運転試験を通じての技術の高度化
  2. 燃料・材料の照射
  3. 高速炉実用化のための革新技術の実証

の3つ。
これまで、増殖炉心(MK-I炉心)、照射炉心(MK-?炉心)、高性能照射 炉心(MK-?炉心) と機能を向上させて多くの技術開発に貢献し、これらの成果は原型炉「もんじゅ」の設計・建設等に反映した。また、将来的には世界の実験炉として、放射性廃棄物の減容・有害度低減(環境負荷低減)、 高速炉の安全研究、中性子照射炉としての基礎基盤・多目的利用及び原子力分野の人材育成の4本を柱に運転を行うこととしていた。

運転終了後の不具合

運転終了後に発生した実験装置(計測線付実験装置)の不具合により、一部の燃料集合体を交換できない(燃料交換機能の一部阻害)状態となった。 この復旧作業として、原子炉容器内に設置された炉心上部機構の交換と実験装置の回収を進め、2014年5月に炉心上部機構を原子炉容器から引き抜き、 同年9月に実験装置を原子炉容器から回収した後、同年11月に新しい炉心上部機構の設置を完了した。
その後、これらの作業の実施に伴って取り外していた機器を再度設置する作業を行い、 2015年6月に燃料交換機能を復旧した。

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