スマホのアラームが鳴る。 そうだこの目覚ましは、祝日は認識してくれないんだった。とガッカリしながら止め、また寝た。 そして外の物音で起きた。 もしかしてこれは噂の、ゴミ収集車が行っちゃったやつかなと予測しつつ、見に行くと果たして集積所は空であった。プラだからまぁいいけど、ゴミ袋を持ってすごすご帰る様子は明らかに寝過ごした人で恥ずかしい。 正直持て余す休日をどうしたものかと悩みつつ、困ったらかき氷に出かける。 目的地より3駅ばかり手前で降り、ラジオを聞きながら歩く。日はあるが、風が強く衣服の隙間を通り抜けてゆくので寒い。 首都高の下を通ると、家をなくし暮らす人々のことを思い出す。この間の雪の日な…