アニメ「カレイドスター」に登場する空中ブランコ技の名称。
ステージの精「フール」を見ることのできる選ばれた者でないと演じることができないという、文字通り幻の技である。
物理考証的には客席の熱による上昇気流をつかって滞空時間を延ばすとともに、両演技者の重心移動方向をずらした接触による直線→回転→直線の運動エネルギーの変換により「可能」な技らしい。
演技中、カレイドステージ全体が観客席ごと自由落下しているという説もある(「一緒に空を飛んでいるみたいだった」40話にて観客の倉田まなみ談)。
十分に高度をとって対向する大きな空中ブランコから、それぞれ飛び立ったペアが、空中で片手どうしをタッチし、そのまま水平回転をスタートさせ演技を行う。演技終了時には片手タッチ体勢に戻り、同時に相手を強く押すことによって飛び、空中ブランコへ戻る。
カレイドステージではかつて男ペアで試みて死亡事故を招いたが、十数年後レイラ・ハミルトンと苗木野そらのペアによって初演された。なお、女性ペアの場合「ユリコプター」という俗称もある。