日本映画が面白かった時代時代劇の映画アクションシーンといえば殺陣だが、いかにそれらしく見せるかという工夫がとてもおもしろい。 そうあって欲しいという部分がって、名優はやはりそれらしく演じ切ってみせる。 そこでは間合いと、体さばきがとても重要な働きをする。 演技でありながら、ごまかしの効かない本物の動きが必要とされてくる。しかもそれが、それらしい様になっていなくてはならない。たとえ演技ではあっても観る側には、一瞬演技であることを忘れさせてみせなくてはならない。汗を吹き出すでもなく、呼吸が乱れるでもなく、そうした迫真の演技が演じられるところに映画の演出の面白みがある。 映画「座頭市」などではときた…