元禄13年10月18日。老中・側同心頭・寺社奉行・国御用人が建中寺へ出かけ、場所など指図、見立を行う。葬送場は今まで土取場であったので大きな穴が開いていたが、そこを普請する。奉行は四郎兵衛・源右衛門・平兵衛。廟所は木が茂っていた。その中には大公が昨年見立の杖の跡があり、誰も入らせなかったので土が詰まっていた。水道奉行が木を伐り、普請奉行が平らにならす。21日には大方両方とも平らになる。
元禄12年12月。近頃、御器所一本松に34,5歳ほどの女を細引(麻の縄)で首と手をくくり、殺してある。泰心院様の廟所に奉る石灯篭1基の代金は金3両と銀7匁。