元禄13年10月18日。老中・側同心頭・寺社奉行・国御用人が建中寺へ出かけ、場所など指図、見立を行う。葬送場は今まで土取場であったので大きな穴が開いていたが、そこを普請する。奉行は四郎兵衛・源右衛門・平兵衛。廟所は木が茂っていた。その中には大公が昨年見立の杖の跡があり、誰も入らせなかったので土が詰まっていた。水道奉行が木を伐り、普請奉行が平らにならす。21日には大方両方とも平らになる。