こんばんは、紫栞です。 今回は、中田永一さんの『彼女が生きてる世界線!』を読んだので感想を少し。 あらすじ 交通事故に遭い死亡した28歳のサラリーマンである「僕」は、目が覚めるとアニメ『きみといっしょにあるきたい』の悪役・城ヶ崎アクトに転生していた。 『きみある』と呼ばれるこのアニメは、主人公の少年・佐々木蓮太郎と白血病を発病してしまった少女・葉山ハルとの淡い恋心が描かれる物語。最後にはヒロインの葉山ハルが死んでしまうという悲恋の難病もの作品だ。 『きみある』の熱烈なファンであり、シナリオも裏設定も知り尽くしている「僕」は、転生したこの世界で葉山ハルが生き延びるシナリオのルートを探そうとするが…